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グロスタイムとネットタイム

マラソン用語「グロスタイム」と「ネットタイム」についてです。マラソン初心者には聞きなれない言葉だと思いますが、今後大きなマラソン大会に参加すると、必ずこの2つのタイムは完走証に記載されています。

自宅近くの小さな大会では、グロスタイムの記載しかない事もありますが、「グロスタイム」と「ネットタイム」何がどう違うのでしょうか?

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グロスタイム

マラソン大会の公式タイムがグロスタイムです。スタートの合図からゴールラインを切るまでのタイムを指します。通常、ゴール地点に置かれた大きな電子時計が示す経過時間がグロスタイムです。

大きな大会になると、早いことが実証済みのランナー(招待選手など)は、スタートライン一番前に並びますが、それはこのグロスタイム(公式タイム)に影響してはならないという配慮からです。

例えば、ホノルルマラソンの参加人数は30,000人ほどいます。招待選手が後ろの方にいたら、スタートラインにたどり着くまでに15分かかった・・・なんて最悪な事になりかねません。ですので、良い記録の実証済みランナーは、一番前に並んでる訳です。

そこで初心者が覚えておきたいことは、マラソン大会に申し込み(エントリー)する時に、自分の適性タイムをちゃんと申告するという事です。これは、大きな大会になると、自己申告した自己ベストタイムにより、スタートラインからどこに並ぶかを決めてしまうためです。

つまり、スタートラインの後ろであればあるほど、このグロスタイム(公式タイム)は遅くなります。ただ、嘘ついて、他のランナーの邪魔になるのも道徳上問題があるので、「適正タイム」での申告をお願いします。また、スタートライン一番前を希望しても、過去の完走証(記録証)の提示を求められるので、それは無理です。

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ネットタイム

ネットタイムとは、スタートラインからゴールラインに到着するまでに実際にかかったタイムを指します。市民ランナーにとっては、このネットタイムがマラソンの完走タイムと考えてOKです。

マラソン大会参加後は、「マラソンどのくらいで走ったの?」と聞かれる機会が増えるでしょう。そんな時は、この「ネットタイム」で答えるのが一般的です。先ほどの「グロスタイム」が公式タイムではありますが、胸を張ってネットタイムを言いましょう。

湘南国際マラソンは、2018年12/2(日)の大会からネットタイムを公式タイムに変更しました。申し込みが即日満員になる人気大会だけに、他のマラソン大会の動向が気になります。

2つのタイムが何故あるの?

プロの公式大会では、もちろんグロスタイムが採用されますが、一般市民ランナーのために「ネットタイム」が表示されるようになりました。市民ランナーとしては、実際のタイムが重要ですからね。後ろの方に並ばされて、スタートラインに到達するまでにかかった時間を入れないで!って話です。

市民マラソンで、グロスタイムしか完走証に載せない団体がありますが、近所のマラソン大会でも、2つのタイムを両方とも載せるようにして頂きたいものです。

まとめ / 関連記事

「グロスタイム」が公式タイムです。スタートの合図(ピストル音など)からゴールラインに到達するまでの時間です。

「ネットタイム」とは、スタートラインからゴールラインに到着するまでの時間(実際にかかった時間)です。誰かに「マラソン何時間で走ったの?」と聞かれたら、このネットタイムで答えてOKです。

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